- 豚組がホットペッパーにクーポンを出稿している。
- ホットペッパーは、自媒体の広告効果(クーポン持参の来店者数)を上げて豚組他のクライアントにどうや ! というために、Facebook のスポットページにホットペッパーの店舗 & クーポン情報を転載し始めた。
- 要するに、ホットペッパークーポンの、カスタマ接触ポイントを増やしたということである。
- その接触ポイント増の試みは、ホットペッパー側が自助努力でやっていることなのだから、どこからも文句をいわれる筋合いなどあるはずがない、とホットペッパーは考えていた。
- ところが豚組が、それはありがた迷惑だ、といいだした。
- 豚組もオフィシャル Facebook スポットページを別に自店で運営しており、Facebook スポットページが重複して、チェックイン情報が散逸するのは、CRM 上困る。
豚組がありがた迷惑だと主張するのは正しい。だが、それをホットペッパーが聞き入れる義務もない。だって、豚組にとって、今、オフィシャル Facebook ページ上でのファン達とのコミュニケーション(オフィシャル Facebook スポットページ上でのチェックイン情報とひもづけたカタチでの)が重要な CRM 試策である、という内情を、ホットペッパーが鑑みてやらなければならない理屈がどこにある ? あるとしたらそれはただ一つ、今回聞き入れてやることによって貸しを作り、近い将来より大きな受注を引き出せるという目算が立った場合だ。その目算がホットペッパーの担当営業マンにあるならば、豚組の頼みをきいてイレギュラ対応してやればいいし、ないならば、大人らしく清々しく決裂して、豚組がホットペッパーの掲載を取り止めるという復讐行為に出ればいい。
それだけのことじゃないか。
この豚組のオーナの人は、どうも、自分にとっての正義や倫理は、普遍的なものなので、他人も、それを受け入れ、慮り、ともに悩んでくれるはずだ、そうしてくれて当たり前だ、と思いがちな風情が時折みられる。俺はこういう人は大変苦手だ。
『7 つの習慣』では、二者が相互に物事に取り組むときの最善の形態として、「Win-Win または No Deal」を挙げている。それこそが一番だと明言している。一般によく知られている「Win-Win」ではないのだ、ベストは。どうしても折り合わないケースというのはある。豚組オーナ氏も、折り合わないのなら No Deal、という選択を、通常はできる人なのであるだろうに、今回は、自分の内心でいつの間にか変わり始めていたホットペッパー / Facebook への期待値というものに、ホットペッパーが追従してきてくれて当たり前だ、と思い込んでいるのだろう。一度は折り合ったのだから、彼らはその折り合ったという実を失わないために、いろいろと気を遣い、汗をかいてくれるだろうと。かつては確かに「Win-Win」だった(だから出稿した)が、今は「No Deal」が二者にとって最適の解。そのように、事情が変わった。
それだけのことじゃないか。
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