2011-07-09

マイページ真打ちとしての Google+


Google+、確かにこれには社運がかかっている。間違いない。だってこれ、現存の Google 各種サービスを統合的に廃止に追い込んでいくものだ。

例えば Sparks は検索を包含するものだ。Sparks で Web を検索。検索結果を +1 する。その +1 したサイトがもし RSS フィードを吐いているなら、それを Sparks のなかでユーザに無断で Subscribe してしまえばいい。もちろん、ユーザが明示的に入力した検索キーワードに当てはまらない Permalink については表示をオミットするなどの工夫をする。FriendFeed や Facebook のやっているダイジェスト化みたいなものだ。Google ならそのくらい朝飯前。こうしてしまえば、実質上、Google リーダは要らなくなる。

今年初旬、検索結果のスターは廃止された。これも、+1 があればこそ起きた世代交代だった。Google リーダにはまだスターが残っているが、まあ、リーダそのものが不要になっていくのだからそこらへんの齟齬は不問にすべきだろう。他にもリーダには「Like」「Share」「Share with note」「Email」「Send to」「Add tags」という多すぎるメニューがあるのだが、これらは全部 Google+ で賄えることになってしまった。厳密には「Add tags」は違うが、まあ、恐らくタグ自体をもうほとんど有用性を見出してないんだろう。YouTube だってかつてはタグこそが検索のキーだったのに、今や影に隠しているもんな。

Picasa ウェブアルバムも存在意義を失くすだろう。単なる静止画像のストレージに。Google Photos に改称するという噂があるようだが、むべなるかなである。

プレイスのおみせメモは統合が難しい。あれは +1 やスターのようなワンクリック・オン / オフ方式ではなくて、五つ星方式だから。とはいえプレイスは、スターのつけ方だけでなく、フレンドリストまでも独自で作らせるという特徴がある。それ故に単体では実は完成度高いのだが、しかし、フレンドリストまで独自に持つというのは、Google+ の一フレンドリストをサークルで多重クラスタリングするというせっかくの汎用性ある手法を殺してしまう。おみせメモのプロダクトマネジャには泣いてもらって、+1 に合流させるんだろう。でももしかしたら、その後、+1 のほうに、部分的に多段 Rate オプションをとりこむ--なんてこともあるかもしれない。

話を大きくしちゃうと、一つの Google アカウントに関連づくたくさんのファイルを、別々の Web アプリにマネージさせるというのは使い勝手の悪い話ではある。本来的には Google+ が、マイ Google アカウントに関連づいているすべてのファイルにアクセスできるシェルになるべきなのだろう。スプレッドシートを開けばドキュメントが立ち上がり、静止画を閲覧しようとすると Photos が立ち上がる(編集しようとしたら Picasa or Piknik が、か ??)。決して、スプレッドシートファイルを開きたいのなら、黒のヘッダバーから Google ドキュメントに移動し、そこでお目当てのファイルを検索で探してください、などというバカなやり方が正解であってはいけない。XML ファイルや動画ファイル、静止画ファイルなどを論理的に一にする、などというのは不可能過ぎるだろうけれども、ユニバーサル検索結果のように、異種のものをしれっと並列させるヴューというものは必要だ。そのうえで、動画は動画だけで一覧したい、ブラウズしたい、となったときには、それ専用のメディアとして YouTube があり、静止画は静止画だけで閲覧したい、となったら、一般公開された画像だけを集めたメディアとして「みんなの Google Photos」的なものが生まれる、と。一般公開文書ファイルだけを集めた「Google 版 SlideShare」が新設されることだって全然あり得るだろうと俺は思うね。

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