はてブの Twitter 連携のきめ細かさは最高峰レベルだ。例えばナタリーや TOPSY は、「付加コメントあり・非公式 RT」のとき、全文をそのまま特に何の工夫もなく表示するが、はてブは違う。はてブは、「付加コメントあり・非公式 RT」の付加コメント部分のみを通常表示し、それ以後のフォントカラーをグレーアウトする。これによって、はてブの各エントリページで、ユーザは、特に留意して読むべき箇所はどこか / どこがオリジナル文字列かを一瞬で視認できるわけだ。
どうやっているんだろうな…ブクマされたページの <title> を改めてクローラで取得して、その文字列と、はてブユーザが Twitter 経由でブクマしたときのツイート本文文字列とを比較して、同じだったらその箇所をごそっとオミットする、というカンジなのかな。
技術詳細はさておき、そこまでして Twitter 連携を丁寧に作り込むのは、はてなにとってさぞ屈辱なんだろうな、と思っていた。だって、もし UU を増やすためなら他サービス連携でも何でもどこまでもやればよい、と単純に考えているのならば、さっさと OpenID RP になっちゃえばいいわけで。でもなってないわけで。あくまではてな ID をとってもらおうとしてるわけで。だから、本来的には、すべてを自前で提供したいんだけれども、Twitter に限っては / はてブに限っては妥協しよう、ということなんだろうな、と。
そう考えていたんだけれども、最近、またちょっと変わった。
Twitter が今後日本で衰えて、「URL に対して言及する」用途に使われなくなる日がくるとする。意外と早くくるとする。そうだな、じゃ例えば一年後とか。その一年後にはてなは、はてブから、Twitter 連携機能を外して、以前のはてブに戻すのだろうか ? 以前の俺は、うん、そうなんじゃないか ? と思っていた。しかし、最近、いや、そうはならないのかもしれないぞ ? と思うようになってきた。だって、今から一年後、はてブという SBM サービスにニーズが残っているかどうかなんて、絶対あるとは断言できないじゃないか。はてブがといってしまうと、はてブ自体の質がとか戦略がとかそういう話になってしまうかもしれないので、SBM が、といっておこう。その SBM は、なにか、ネットユーザのライフスタイルの急激な変化により、古めかしいもの、あまり有用でないもの、になってしまう可能性だってあるのだ。このネット界のトレンドにおいて、一年先に何がどうなっているかの確実な予想なんて、ほとんど無理なものだったりするのだ。Facebook ほどの規模クラスのメガトレンドだったら、それはさすがに一夜城はあり得ないから、予想もつけやすいというものだけど、Instagram 程度のトレンドだったら、悪いけど、そんなもの、ちょっと気の利いた素敵な機能とそのセンスいい魅せ方(サービス名の命名センスやドメイン名なども含む)があればあっという間に広まってしまうのだ。それがネット時代のインフルエンサーの力というものだ。アメリカだったら Micheal Aarington あたりが TC で褒めれば、日本だったら田口元さんが百式あたりで紹介すれば、わっとフォロワ達が寄ってたかるのだ(4sq は田口さんが「Twitterの次はこれじゃね?今一番イケてる(と僕が思っている)『foursquare』について調べてみた」というエントリを IDEA*IDEA に投稿してすぐブレイクした)。
ことほどさようにネットの短期トレンドは移り気なんだから、先々のことを憂慮しすぎずに、よくいえばフレキシブルに、悪くいえば尻軽に、新味あることを取り込んでいくのが肝要だ、と改めて思った次第。新たに打った手が間違いだった場合、その間違いに気づいてから採るべき最善の手は、その手を引っ込め、そして、代わりに、今この瞬間 Cool な新手を導入すること。けっして、旧手を引っ込めて元の状態にリストアすることではない、と。つい先日楽天ブログは Trackback を廃止したけど、これはその好例だと思う。
0 コメント:
コメントを投稿